大規模事業者で約8割、中小規模事業者で約3割の事業者がすでにHACCPを導入概要から義務化について、認証取得までかんたん解説
about HACCPHACCPとは?
HACCPとは、Hazard Analysis and Critical Control Pointの略で、危害分析・重要管理点方式と訳されています。
食品の製造・加工工程のあらゆる段階で発生する恐れのある微生物汚染等の危害をあらかじめ分析し、その結果に基づいて、製造工程のどの段階でどのような対策を講じればより安全な製品を得ることができるかという重要管理点を定め、これを連続的に監視することにより製品の安全を確保する衛生管理の手法です。
国際的に認められた衛生管理手法HACCP
7原則12手順
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- 手順1
- HACCPチームを編成する
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- 手順2
- 製品について記述する
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- 手順3
- 意図する用途を確認する
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- 手順4
- フローダイヤグラムを作成する
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- 手順5
- フローダイヤグラムを現場で確認する
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- 手順6(原則1)
- すべての潜在的危害を列挙した危害分析を実施し、管理措置を設定する
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- 手順7(原則2)
- CCPを決定する
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- 手順8(原則3)
- 各CCPに対する管理基準を設定する
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- 手順9(原則4)
- 各CCPに対するモニタリングシステムを設定する
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- 手順10(原則5)
- 是正措置を設定する
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- 手順11(原則6)
- 検証手順を設定する
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- 手順12(原則7)
- 文書化及び記録保管方法を設定する
CCPとは?・・・重要管理店(Critical Control Point)
MeritHACCPのメリット
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社員の食の安全・安心・衛生管理に対する意識向上
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食品事業におけるロス 削減による生産性の向上
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リスクマネジメントを考えた効率的な食の生産
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クレームや事故の減少
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HACCPを求める小売業者との取引増加
MandatoryHACCP義務化について
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HACCPが義務化?
平成28年12月に公表された厚生労働省の「食品衛生管理の国際標準化に関する検討会」の最終とりまとめにおいて、「一般衛生管理をより実効性のある仕組みとするとともに、HACCP による衛生管理の手法を取り入れ、我が国の食品の安全性の更なる向上を図る」こととされ、「フードチェーンを構成する食 品の製造・加工、調理、販売等を行う全ての食品等事業者を対象」として、HACCPの制度化を検討することとなった。
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いつから義務化?
厚生労働省は平成28年5月24日、食品事業者に対し、2年後をめどに危害分析重要管理点(HACCP)の導入を義務化する方針を明らかにしています。創実ファシリティーズとしても2020年の東京オリンピック・パラリンピックが、HACCP義務化の1つの努力目標となるとお答えしたところですが、義務化に向けた具体的なロードマップをお示しできるよう検討していますので、ご不明点等ありましたらお問い合わせください。
ApprovalHACCP認証について
HACCP認証の種類
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業界団体認証
適用 範囲が特定 業界・業種に限られているHACCP認証
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地域限定HACCP
各自治体が独自に定めた基準で審査を行っているHACCP認証
中小企業でも比較的簡単にHACCP認証の取得が可能です